オーストラリアのバッパーに半年間住んでみた【まとめ】
バックパッカーズホステル/ユースホステル/ゲストハウスとは?
大きなバックパック(リュック)1つで海外を旅する人たちを「バックパッカー」と呼びます。
バックパッカーはお金のない若者がメインなので、そんなお金のないバッパー用に作られたのが、「バックパッカーズホステル(以下、バッパー)」です。
もちろん、ビジネスで訪れた人など、バックパッカー以外の人もバッパーを利用します。
バッパーは1部屋に二段ベットがいくつかあるシェアルームです。
1部屋に多くの人を泊まらせることにより、1人当たりの宿泊料金を下げています。
2人部屋、4人部屋、6人部屋、8人部屋が主流です。
トイレやキッチンは別の部屋の人たちも含め、全員で共用です。
1日単位で泊まれます。空きがあれば、いきなり行って泊まることも可能です。
価格帯は?
シェアルームのため、ホテルより断然安いです。
シーズンごとに価格が変わります。
オーストラリアはシーズンの夏は高く、オフシーズンの冬は安くなります。
最も高い時期は、クリスマスからニューイヤーの期間です。
安いバッパーは汚く、設備が悪い。高い所はその逆と思って構わないです。
あとは立地も関係してきます。
駅近は高くなります。
駅から遠くても、ビーチ沿いだと高くなったりもします。
長期割引がある所もあります。
バッパー内のクーラーは、設定温度が低く、寒い所が多いので、寒がりの人は気を付けた方がいいです。
また、安いバッパーでは、クーラーがなく、扇風機しかない所もあります。
何人部屋がおすすめ?
お金に少し余裕があるなら、4人部屋、そうでなければ6人部屋がおすすめです。
仮に、1人1回トイレに行くとします。
行き帰りで、計2回のドアの開け閉めが行われます。
ルームメイトが7人いれば、1人1回トイレに行くだけで、計14回ものドアの開け閉めが行われるわけです。
もちろん、一人一回しか外に出ないということは、ありえないので、相当な数のドアの開け閉めが行われます。
そして、バッパーによっては、ドアの音がうるさく、人によっては、ドアが開くたびに起こされてしまうなんてこともありえます。
そのため、8人部屋以上は避け、4人部屋、6人部屋がいいと思います。
どんな人が泊まってる?
当たり前ですが、バッパーは旅行者が泊まる所なので、そこには、オーストラリア人はいません(たまに、出張や家の改築などで一時的に泊まってる人もいます)。
金額が安いこともあり、20代半ばがメインです。
部屋に入ったらルームメイトにあいさつはする?
挨拶をしない人も多いですが、部屋に入ったらルームメイトに挨拶をしましょう。
「Hi!」だけでもいいです。
きちんと挨拶を返してくれる人から、音楽を聴いていて聞いていない人など、色々います。
相手の反応を見て、良い反応だったら、何でもいいので質問をして、話を広げましょう。
バッパーに泊まっているのに友達を作らないのはもったいないです。
ルームメイトと仲良くなるとバッパー生活が楽しくなりますし、情報交換や安全面を考えてもメリットしかないです。
共用スペース
TVルームやキッチンなどの共用スペースは、友達作りに絶好の場所です。
相手が食べてる物、飲んでるものに質問するなどして、話しかけ、仲良くなりましょう。
また、冷蔵庫に私物を入れる際、部屋番号と名前を書いたシール等を貼るようにスタッフから指示された場合は、必ず貼りましょう。
シールのないものは、清掃員に迷いもなく捨てられてしまうことが多いです。
バッパーて危険?
基本、バッパー内は鍵がないと入れないため、滞在者しか入れません。
共用スペースには防犯カメラが設置してあり、滞在者の個人情報はバッパー側は把握しているため、下手なことをすれば見つかる可能性が高いです。
ただし、部屋、トイレ、シャワールームには良くも悪くも防犯カメラはないため、気を付けた方がいいです。
部屋の鍵をかけ忘れて、他の部屋の人が侵入して、物を盗んでいくこともあります。
貴重品は常に持参するか、ロッカーに入れるようにしましょう。
パソコン利用中にトイレにさっと行くだけでも、パソコンを布団や服で隠してから行くなどした方がいいです。
ルームメイトと仲良くなっておくことは、防犯対策にもなります。
持っていくべき物
・ダイヤル式などの小さな鍵(1人1個ロッカーが与えられますが、鍵は付いていません)
・歯ブラシ、歯磨き粉(ホテルのように置いてありません)
・シャンプー(バッパーによっては置いてありません)
・バスタオル(有料貸出と無料貸出の所があります)
・ドライヤー(バッパーによっては置いてありません)
・洗濯用洗剤(洗濯機と乾燥機は有料で置いてある所が多いですが、洗剤も別途、有料の所が多いです)
まとめ
オーストラリアのバッパー内は、その全員がオーストラリアに興味があってオーストラリアに来ているわけで、これはみんなに共通していることです。
この「共通のこと」に親近感を感じ、積極的に友達を作って自分の世界を広げることをおすすめします。
見た目が恐そうな人でも、話しかけたら、実はめっちゃ良い人だった、なんてことはよくある話です。
仮に、話しかけて冷たい対応を取られたとしても、そのような人は、他のバッパーからも嫌われるので、全く気にすることはありません。
正直、バッパーは好きな時に電気をつけたりもできず、不自由なことが多いです。
しかし、「世界中の友達が作れる」という、唯一、そして、最大のバッパーに泊まるメリットです。