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日本人と外国人の働き方の違い

投稿日:2019年12月17日 更新日:

日本人と外国人の働き方の違い

日本人と外国人の働き方は大きく違います。

よく日本人は真面目に働くと言われますが、本当のところはどうなのでしょうか?

いきなりですが、外国人と日本人の仕事に対する向き合い方の違いです。

日本人→頑張って働くことが目的。ひたすら頑張って働き、頑張った分の対価としてお金をもらう

外国人→お金をもらうことが目的。お金のために働き、金額相応の努力しかしない

以下、詳しく説明します。

日本人の働き方

日本では雇われる側の立場が非常に弱いです。

会社のために汗水垂らして全力を尽くして働き、その対価として給料をもらうという意識を持っている人が多いです。

会社のために残業をして、こんなにも頑張りました、その対価として、給料を下さい、といった感じです。

会社のために頑張る、ということが多くの日本人の第一優先事項なのです。

決して手を抜くことはせず、いつも完璧を目指します。

この完璧を目指す姿勢が日本人はマジメだと言われる理由です。

しかし、必要のないこと、たいして効果のないこと、直接利益に繋がらないことまでひっくるめて、やってしまうのが日本人です。

それは会社のために全力で頑張るということが第一優先事項だからです。

外国人の働き方

一方、外国人の働き方はかなり違います。

外国人は生活のためにお金が必要で、お金を稼ぐために仕事をしているということをハッキリと意識しています。

そのため、外国人にとっての第一優先事項は、必要最小限の努力でお金を稼ぎたいということです。

会社とは利益を生む集団組織です。

その一員となり、会社の利益に貢献し、その利益の一部を分けてもらうということをきちんと意識をしています。

そのために無駄なことや利益に繋がらないことはしたがりません。

その代わり、常に効率良く仕事を終わらせられないか、他にもっと良い方法がないかを良くも悪くも考えています。

要は、良くも悪くも、手を抜ける所がないかを考えています。

皆さん、海外旅行に行かれたことはあると思いますが、海外の空港のスタッフがあまりにも無愛想なことに驚いた人も多いのではないでしょうか。

あれは何故だと思いますか?

答えは、愛想良くしても、給料が上がらないからです。

愛想悪くてもクビにならないからです。

給料さえもらえればそれでいいのです。

もし、愛想良くしてチップが貰えるなら愛想良くするでしょう。

それがない限り、そのような無駄なことはしないのです。

アメリカでもチップ制度のないデニーズなどは無愛想なスタッフが多いです。

一方、チップがもらえる店、特に高級店となると、愛想良い人が多いです。

それはスタッフの教育がきちんと行われているということもあるかもしれませんが、自分たちの行ったことがきちんとチップとして返ってくるからです。

外国人は良くも悪くも無駄なことはしない、合理的な考えを持っていると思います。

そして、人によっては、隙さえあればサボろうとするのが多いのも外国人です。

仕事中、トイレに長居したり、勤怠表の時間をごまかすなど、日本人には考えられないようなことをする人もいます。

お金さえもらえれば、それでいいのです。

そして、不満などがあれば、直接、本人に言います。

日本のように裏でグチばかりを言い、当の本人には一切言わないということはあまりありません。

第三者に言っても解決しないことがわかっているので、そのような無駄なことはしないのです。

給料交渉なども自分がいかに会社の利益に貢献しているかをアピールし、直接行います。

クリアーで良いと思う人もいるかもしれませんが、良くも悪くも自己中心的な世界です。

相手の立場に立って考えられる人は少なく、みんな自分中心に動いています。

仕事中も日本人のように助け合うということはせず、自分の責任の範囲内の仕事をするだけです。

チャンスがあれば、自分の責任の範囲を狭めようとする人さえいます。

話は変わりますが、海外で出世するのはどのような人でしょうか?

仕事ができる人でしょうか?それも間違いではありませんが、答えは、上司が一緒に働きたいと思う人を出世させるのです。

日本のように裏でどんなに頑張っていても、上司が一緒に働きたいと思わなければ海外では出世できません。

自分がやっていることをアピールし、上司に気に入られることが1番重要です。

仕事ができる人が出世するケースでも、上司の仕事が減るから出世させるなんてことも多くあります。

要は上司にメリットがある人を出世させるという、本当に自己中な世界です。

ただし、そのような上司すらも、マネージャー等、結果を求められての採用だった場合、結果を出さなければあっさりクビにされてしまうのも海外です。

そのため、日本のように大きな変革はせずに無難にやり過ごすなんてことはしません。

結果を出すために新しいことにどんどん挑戦していきます。

以上、日本人と外国人の働き方の違いについて書きました。

もちろんですが、海外と一言で言ってもいろんな国がありますし、会社によっても、人によっても異なります。

ただし、日本人の働き方は世界から見ても異様な働き方なのは確かです。

個人的には、日本のサービスは世界一だと思いますが、チップも貰えない、給料も上がらないのに、一流ホテル並みのサービスを強いられる日本はおかしいと思います。

海外では金額相応、給料相応のサービスしかしません。

日本は自殺率が世界一であり、ストレスを抱える人、うつ病になる人が増え続けています。

「過労死」なんて言葉は日本発祥の言葉で、「津波」のように英語になったりもしています。

この日本人の異様な働き方が関係しているのは確かです。

日本はサービスを受ける側からすれば世界一かもしれませんが、働く側となった場合、世界で一番最悪な国なのでは?と思ったりします。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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Keisuke Kobayashi

日本、アメリカ、オーストラリアの3カ国で寿司職人として働く

現在は、日本でサラリーマンをやっています

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