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英語が話せても通訳はできない

投稿日:2020年2月3日 更新日:

英語が話せても通訳はできない

英語が話せることと、通訳ができることは全く違います。

僕は通訳に関しては、専門外なので、細かいことはわかりませんが、英語を勉強しても、通訳が上達することはありません。

まず、英語が話せるということは、英語でコミュニケーションが取れるということです。

相手が英語で言ったことがわかり、それに対し、英語で適切に返すといった形です。

この訓練をし続けると、あなたの脳は英語脳になります。

逆に言うと、コミュニケーション中に脳内に日本語が入ってくることはなくなります。

英語で理解し、英語で返す、ナチュラルな会話になるはずです。

一方、通訳とは英語を日本語、または、日本語を英語に変換する作業です。

脳内には常に、日本語と英語が存在し、スピーディーに変換していきます。

直訳ではわかりづらい表現などを、瞬時に意訳で表現をするのはすごいなと思います。

丸暗記しているのかもしれませんが、かなりの訓練が必要でしょう。

ここでわかりやすい例で説明します。

水を切る時に使うザルは英語でStrainerと言います。

あなたが海外の飲食店で働き、1日100回、Strainerと言っていたとします。

あなたの頭の中は次第に、「ザルの映像=Strainer」と変わっていきます。

これがいわば、英語脳です。

1年もすれば、「あれ?Strainerって日本語で何て言うんだったっけ?」という現象が起こってきます。

一方、通訳の人の頭の中は、「ザル=Strainer」です。

瞬時にこの変換ができます。

英語初心者の英会話を聞いていると、その人が日本語を変換して、英文を作っているのがよくわかります。

例えば、いただきますの代わりにLet’s eatと言ったり、すみませんの代わりにSorryを連呼したりです。

もちらん、これらは間違った英語ではないのですが、日本語を挟むことによって、不自然な英文(実際にはあまり使われない英文)が出来上がります。

先日、外国人がよく来るバーに行った時に、お店に入った瞬間に「Thank you for coming」と言われました。

いらっしゃいませの代わりに言ったのは、瞬時にわかりましたが、Thank you for comingはだいたい別れ際に言うセリフです。

「今日は来てくれてありがとうねー」という時に、「Thank you for coming today」と言うのが通常です。

そのため、え?いきなりもう帰れってこと?などと一瞬思ってしまいました笑

ちなみに、海外で店員がお店に入ってきたお客さんに言うセリフは「How are you?」です。

全然違いますよね笑

-英語

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Keisuke Kobayashi

日本、アメリカ、オーストラリアの3カ国で寿司職人として働く

現在は、日本でサラリーマンをやっています

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