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海外で外国人から学んだこと「他人を信用しない」

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海外で外国人から学んだこと「他人を信用しない」

僕は、アメリカとオーストラリアに住みましたが、「そこで何を学んだか?」と聞かれれば、「他人を信用しなくなった」と答えます。

少し冷たく感じるかもしれませんが、これは、良い意味で、です。

 

本題の説明の前に、まず、日本の話をします。

日本には、「常識」というものが存在し、日本人はこの常識をもとに行動しています。

そのため、日本では、常識のない人は非難されます。

常識とは日本のルールのようなもので、そのルールの1つには「他人に迷惑をかけない」ということがあります。

日本人の根底に「他人に迷惑をかけることは悪いこと」ということが刷り込まれています。

そのため、日本と言う国は、他国と比べて、安全です。

これは、殺人や窃盗などの犯罪だけの話ではありません。

日本では、普通に生活をしている限り、他人から迷惑をかけられることは、かなり少ないはずです。

しかし、例えば、海外の観光地では、引ったくり、お店やタクシーなどによるボタックリなどが多いです。

観光客から、できる限りお金を巻き上げようとしてきます。

 

では、なぜ海外ではこのようなことが多いかと言うと、その理由の1つは、海外では日本には存在しない、「本当の貧困層」が存在するからです。

これは、今日、明日、食べる物がないほどの本当の貧困層です。

このような貧困層は日本にはいません。

なぜなら、日本には「生活保護」という制度があるからです。

そして、日本においては、仕事も、選ばなければ、見つかります。

 

2つ目の理由は、海外には「他人に迷惑をかけることは悪いこと」という常識がないからです。

日本人は、「他人に迷惑をかけない」ということをもとに行動をしますが、外国人は、「自分の利益」をもとに行動している人が多いです。

あくまで、「多い」であり、日本人のように他人に迷惑をかけることを嫌う外国人も、もちろん、います。

 

例えとして、僕がアメリカの大きなレストランで働いていた時の話をします。

そのレストランは大規模なアジアンレストランで寿司、中華、ホットフード、前菜、デザートなど、いくつかの部門に分かれていました。

そこで働くシェフたちはみんな仕事に真面目な人たちばかりでした。

しかし、他人との協調性はなく、自分たちの利益のみを考えて行動している人が多かったです。

毎日、調理場所や調理器具の奪い合い、そこは、まるで戦場のようでした。

他人に持っていかれたくない調理器具は、平気で隠されたりもしました。

ケンカも何回も見かけました。

ケンカが原因で解雇された人もいます。

「他人に迷惑をかけない」ということは、素晴らしいことだと思いますが、他人に迷惑をかけないことを優先させていると、アメリカではやっていけません。

そして、その結果、仕事が進まなかったとしても、マネージャーから怒られるのは、自分なのです。

アメリカでは、結果が全てだからです。

 

これは、頼み事においても同じです。

差別的に思われてしまうかもしれませんが、外国人に頼み事はなるべくしないようになりました。

もし、頼み事をすれば、何度も忘れられていないかの確認を取ります。

自分のことしか考えていない外国人は、いざ、他人のこととなると忘れがちになるからです。

このような環境を生き抜いた僕は、良い意味で強くなり、そして、良い意味で他人を信用しなくなりました。

 

例えば、海外のストリートフードなどで売値で買うのは、「日本人価格」だと僕の外国人の友達が言っていました。

そこから半値くらいまで下がるのに、日本人は交渉もせずに、その価格で買ってしまう、言わば、日本人のみが買う「日本人価格」だということです。

これは、日本人が「交渉に慣れていない」という理由もありますが、「他人を信用している」、そして、「交渉をして他人(店員)に迷惑をかけたくない」という気持ちが働いているのではないかと思います。

 

他人を信用しなくなることによって、裏切られたり、騙されたりするケースは減ります。

しかし、実は、もっと大きなメリットがあります。

「他人を信用しない」ということは、「全てを自分の頭で考えて行動し、全て、自分のせいにする」、ということです。

例えば、職場で何かミスが起こった時に、日本人は他人のせいにする人が多いように感じます。

それは、みんなと協力のもと、チームプレイで動いているという意識が強いからだと思います。

一方、海外で学んだ僕は、自分の頭で考えて、自分の責任で行動するようになったため、何かあれば、自然と全てを自分のせいにするようになっていきました。

 

これは実家に帰った時の話です。

僕がスマホを畳の上に無造作に置いており、父親に踏まれそうになりました。

この時に僕はとっさに、「踏まれるような場所にスマホを置いた自分が悪い」と思いました。

その後、逆に、僕が父親のスマホを踏みそうになりました。

その時に僕はとっさに、「下も注意しないで歩いていた自分が悪い」と思いました。

そして、その後に僕は気づきました。

両方とも同じ出来事なのに、両方とも自分のせいにしていたのです。

この出来事をきっかけに、僕はスマホを踏まれるような所に置かなくなりましたし、そして、歩く時は、以前よりも下を注意しながら歩くようになりました。

他人のせいにしていては、同じミスを再度、起こすのはもちろん、もっと悪いミスを起こしてしまうかもしれません。

例えば、レストランの仕事であれば、自分のミスで自分や他人に大ケガをさせてしまうことだって普通にありえます。

 

この、「自分のせいにする」ということは、とても良いことだと思います。

なぜなら、自分のせいにしている限り、そこから何かを学び続け、無限に自分が成長していけるからです。

 

信号を信用して、渡ることも良いことだと思いますが、信号を見た上で、自分の目で左右確認をしてから渡るのも良いことだと思います。

これで防げた事故はいくつあるでしょうか。

そして、なぜ、外国人に信号無視をする人が多いのか、もうこれでおわかりだと思います。

 

日本と言う国は、他人と信用し合い、成り立っています。

しかし、その常識は、一歩海外に出れば、それは常識ではないということを僕は学びました。

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プロフィール

Keisuke Kobayashi

日本、アメリカ、オーストラリアの3カ国で寿司職人として働く

現在は、日本でサラリーマンをやっています

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