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【日本人の思考】自己犠牲マインド〜僕が外国人から変人扱いされた話〜

投稿日:2020年1月31日 更新日:

【日本人の思考】自己犠牲マインド〜僕が外国人から変人扱いされた話

何事も表があれば、裏もあります。

例えば、話好きな人は人の話を聞かない傾向にあり、無口な人は人の話をよく聞く傾向にあります。

日本人は他人への思いやりが強いです。

ここだけ見れば、素晴らしい人種と思うかもしれませんが、これは表の面でもちろん裏の面もあります。

それは、自己犠牲です。

過労死、サービス残業、有給休暇を使いたくても使えない、なんてのは良い例でしょう。

知ってる方も多いかもしれませんが、過労死なんてものは日本独特のものであり、英語にもなりました。

では、自己中だと言われる国があったとします。

その人たちは、街中で大声で話したり、列に割り込んだり、それぞれがやりたい放題やっていたとします。

これは、日本人からしたら、他人への思いやりのない考えられない行動だと思います。

しかし、それは裏の面であり、表の面は、それぞれが自分の幸せのために、自分の人生を最大限にエンジョイしているのです。

おそらく、ここまで聞いても、普通の日本人ならば、いやそれでも…、と納得できないと思います。

ただし、何が正しいかなんてものは決まっていません。

ただ、事実としては、日本は先進国の中で異様に幸福度ランキングが低く、自殺率が世界1位で、「過労死」というワードが生まれた国です。

あなたは、自己犠牲が当たり前の国で生まれ育ち、もはや自己犠牲をしていることすら自分で気付いていないのです。

僕たち日本人の行動は、よく言われたりすることも多いですが、外国人から変人扱いされることも多いです。

僕がオーストラリアに住んでいる最中にこんなことがありました。

それは、オーストラリアを去るまで残り1ヶ月の時のことでした。

タックスリターンと言う、いわば引かれ過ぎた税金が返ってくる制度があるのですが、それが思っていた金額の10倍の金額が返ってきました。

もう残り1ヶ月だし、もうバイトは辞めて残りは遊んで暮らしたいなーなんて思ったりもしました。

しかし、バイト先にはあと1ヶ月働くと伝えてあるし、タックスリターンが多く返ってきたら辞めますとは言えませんでした。

そのため、学校の外国人の友達たちに、「辞めたいけど、辞めるわけにはいかない」と言いました。

日本でしたら、決して間違っていない選択だと思います。

しかし、例外なく、100%の外国人にこの僕の行動を変人扱いされました。

「お金のために働いてるんでしょ?もう、お金が入ってきてんだから、働く必要ないじゃん」、と。

そして、僕は、「いやでも、いきなりは辞めれない…」、と言いました。

そしたら、「じゃーバックれればいいじゃん?職場の人はおまえの家族でも何でもないんだよ?」

「いや、でも、お世話になってきたから…」

「お前の人生だよ?オーストラリア最後の残り1か月、お金があるのに、嫌々ながら働きに行くのがお前の幸せなの?」

と、本当に散々、みんなから言われました。

みんな日本人が礼儀正しいのは知っていましたが、この件についてはやり過ぎだと変人扱いされました。

おそらく、この僕の行動がまさに、先進国の中で幸福度ランキングが異様に低く、自殺率が世界1位、過労死というワードが生まれた国の人の行動なのです。

もし、あなたが日本を窮屈に感じているとしたならば、それは何もおかしくありません。

世界から見れば、日本は良くも悪くも変わった国なのです。

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Keisuke Kobayashi

日本、アメリカ、オーストラリアの3カ国で寿司職人として働く

現在は、日本でサラリーマンをやっています

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