【英語】リーディングの勉強方法について
リーディングについて
リーディングの読解において、必要なものは、「文法」と「単語」です。
どちらかが欠けているだけで、文を理解できなくなります。
僕の思う、リーディングの効果的な勉強方法は、まずは品詞分解を行い、その後に意味を取ることです。
例えば、以下のような文があったとします。
The book released in 1981 was associated with the Corona virus.
この文でのreleasedは、形容詞です。
形容詞ということは、名詞を修飾しているので、この文のケースでは、The bookを修飾していることになります。
よって、「1981年にリリースされた本」となります。
そして、wasが動詞になります。
releasedが形容詞であろうが、動詞であろうが、ネイティブにはどうでも良い話です。
しかし、ネイティブは100%、「1981年にリリースされた本」と意味を取ります。
それは、このようなパターンの英文を何度も見てきているからです。
では、僕たちも何度も見ればいいと思うかも知れませんが、それでは効率が悪過ぎます。
大人が第二言語として英語を学ぶなら、まずは、文法書でパターンを学び、その後に、実際のリーディングで品詞分解を行いながら、多くのパターンと出会う方が、効率良く進めます。
また、文中にわからない単語があり、辞書で引く際も、その単語が動詞として使われているのか、形容詞として使われているのかで、意味が変わる単語も多くあります。
品詞分解ができなければ、辞書すら使えないということもありえるのです。
品詞分解ができるようになると、英文に慣れてきます。
英文に慣れてくると、リーディングの際に、無意識的に強弱をつけて読めるようになります。
僕たちは、日本語を読む際も、無意識的に、不要そうな部分はサーっと読み流しています。
それによって、リーディングスピードが上がります。
使用教材
「速読・速聴英単語シリーズ」がおすすめです。
なぜなら、単語帳としても、リーディングの教材としても使えるからです。
ラダーシリーズを大量に買うくらいなら、「速読・速聴英単語シリーズ」を買ってしまった方がお得です。
ちなみに「速読・速聴英単語シリーズ」を使う時は、
・単語を覚える回(英単語のページのみを見る)
・リーディングを行う回(英語の長文のみを読む)
・音読を行う回(英語の長文のみを読む)
で分けて行います。
1冊で完結するので、おすすめです。
レベルごとに分かれており、「Basic(初級)」「Daily(初中級)」「Core(中級)」の3冊をやりました。
勉強方法
まず始めに、文の意味は置いておいて、英文の品詞分解を行います。
具体的には、
主語を< >
動詞を◯(便宜上、この記事では「」を使います)
補足情報を( )
で囲んでいきましょう。
言葉で説明するよりも、実例で示した方が早いので、実例で示します。
The book released in 1981 was associated with the Corona virus.
<The book released in 1981> 「was」 associated with the Corona virus.
When I was 15, I studied in the USA.
(When <I> 「was」 15,) <I> 「studied」 in th USA.
If it rains tomorrow, I will not go out.
(If <it> 「rains」 tomorrow,) <I>「 will not go out」.
If you turn left, you will find the station.
(If <you> 「turn」 left), <you>「 will find」 the station.
I am ashamed that I did such stupid things.
<I> 「am」 ashamed that <I>「 did」 such stupid things.
品詞分解が行えたら、次は、意味を取ります。
きちんと品詞分解が行え、単語の意味がわかっていれば、意味は取れるはずなので、日本語訳は一切読みません。
英単語は日本語を使って覚えるべきですが、英文を日本語に訳すということは、百害あって一利なしです。
英文をキレイな日本語に訳すということは、通訳者や翻訳家がすることです。
まずは、日本語を使って英単語を覚え(その方が早い)、その後に大量の英語に触れることによって、単語がイメージ化してきます。
イメージ化ができると、日本語を介さずに、英語を理解できるようになります。
よって、英語4技能、全てのスピードが上がります。
ちなみにですが、テキストに直接書き込むのが嫌な人は、コピーをおすすめします。
間違っても、手書きで移すようなことはやめて下さい。
コスパが悪い上に、挫折街道です。