【恐い?】イスラム教について調べてみた【自爆テロ?】
日本で「宗教」と言うと、「オウム真理教」などの悪いイメージが強いです。
強いというか、おそらく、悪いイメージしかありません。
そして、日本人は、海外に行き、口を揃えて、「自分は無宗教だ」とアピールします。
宗教とは、何かの教え(ルール)に基づいて生きることです。
僕が思うに、日本文化こそが宗教そのものだと思います。
食べる前に「いただきます」と言い、苦労することを美徳とし、他人に迷惑をかけることを極端に嫌い、自己犠牲精神が多く、出る杭は打たれ、そして、周りと同じ行動を取ることが好まれます。
このような国は、日本だけであり、日本人の行動は「宗教」そのものです。
日本人は、本当に宗教の知識がありません。
僕も紛れもなく、その一人で、アメリカに住んだ時は、キリスト教について、色々と教えられました。
ウォルマートの駐車場で、説教されたこともありました笑
キリスト教を知らないとは何事だと笑
そして、わかったことは、どうやら、キリスト教には、いろいろな種類があるそうです。
例えば、違法な行いをする人は悪い人であり、悪いことしたら、神に謝らなくていけないと言う人もいます。
その一方で、この世にある物は全て、神が作り出したもので、私たちに必要だから作られたわけで、違法な物などは存在しないと考える人もいます。
そのため、同じ物事でも人によって行動が異なるのです。
では、キリスト教って何なの?と聞いたら、共通していることは、
「神の存在を信じていること」
だそうです。
日本では「神」よりも、「先祖」を気にしている気がします。
誰に見られているかの違いだけで、悪いことすれば、悪いことが起きると考えるのは、同じことです。
前置きが長くなりましたが、イスラム教についての話に入りたいと思います。
僕のイスラム教に対するイメージは、イスラム教の人たちには申し訳ないですが、恐いイメージしかありませんでした。
理由は簡単で、メディアの影響です。
アメリカ同時多発テロ、自爆テロ、アルカイダ、イスラム国(IS)、悪いイメージしかありません。
映画でも海外ドラマでも、中東系は悪役が多いです。
そして、僕は、イスラム教とはどういうもので、どのような考えのもとに彼らは行動をしているのか興味を持ち、調べてみました。
まず、キリスト教とイスラム教はユダヤ教から派生したものらしく、結構、似ているそうです。
キリスト教とイスラム教が似ているとは、僕の中では意外でした。
そして、キリスト教もイスラム教も神の存在を信じています。
そして、その神はキリスト教もイスラム教も呼び方が違うだけで、同じ神を指しているそうです。
英語では、「ゴッド」、アラビア語では「アッラー」、呼び方が違うだけだそうです。
ちなみに、英語では、何かビックリすることが起こると「Oh my god」と言うのは、そのビックリすることは、「神が起こしたもの」と考えるからです。
クシャミをした時に、「Bless you」と言うのも、そのクシャミは「神が起こしたもの」と考えるからです。
逆に言えば、日本でクシャミをした時に何も言わないのは、クシャミは神様が起こしたものという考えがないからです。
話がそれましたが、神の存在を信じているのは、キリスト教もイスラム教も同じことです。
そして、イスラム教では、父親がイスラム教徒だと子供もイスラム教徒にならないといけないのだそうです。
そのため、人口が極端にでも減らない限り、イスラム教徒が減ることはなさそうですね。
ちなみに、イスラム教徒の人数は、キリスト教徒に次いで世界第2位です。
そして、キリスト教もイスラム教もそうですが、なぜ、悪いことをしたら神に謝るのかと言うと、それは、自分が死んだ後に、天国へ行きたいからです。
生きてるうちに、死んだ後のことを考えて行動しているのです。
イスラム教に至っては、この世界はサブの世界で、メインの世界は天国の方だと考えているのだそうです。
そのため、イスラム教では、先祖代々伝わる、イスラム教での教えを守り、生きています。
では、その教えとは何かと言うと、例えば、
・1日に5回お祈りをする
・豚肉を食べない
・お酒を飲まない
・ラマダンの月(年1回の1カ月間)は、日の出ている間は、食べることも、飲むこともしない
などです。
では、なぜなのか?
理由はこういうことだそうです。
・豚肉を食べない→昔、豚肉を生で食べて、大勢の人が食中毒になったから(豚が汚いものと言うのは、食中毒が原因で後からつけられたのかも?)
・お酒を飲まない→昔、お酒が原因で様々なトラブルが起こったから(この世でお酒を飲まなければ、天国で死ぬほどお酒を飲めるという言い伝えもある)
・ラマダンの月は断食→年に1回、貧しい暮らしをし、貧しい人の気持ちを知るため
正直、これを知り、僕は思いました。
昔の人の教えを守ると言うと、響きが良いかもしれませんが、情報がアップデートされていないだけのような…。
日本にある古くからの言い伝えを守っているようなものですよね。
でも、ちょっと待てよと、ニュースでは、自爆テロで、天国に行くために喜んで、死にに行く人たちを見ました。
これについて調べてみると、どうやら、イスラム教徒にとって彼らは、頭のおかしい人で、イスラム教徒は嫌っているそうです。
イスラム国(IS)のような身代金でお金を稼いでいる人たちも同じです。
イスラム教徒にとって、彼らの取っている行動は、悪い行動であり、悪い行動を取っている彼らは、天国には行けないと言っています。
罪のない人を苦しめることは悪いこと、というハッキリとした認識がイスラム教徒にはあります。
貧しい人の気持ちをするために一か月も断食する彼らです。
常識的に考えても、それはそうだよな~と思いました。
そして、イスラム教徒にとって1番嫌なことは、テロリストたちと一緒にされることなのだそうです。
「悪を正す」という意味の「ジハード」も、テロリストのせいで、今は全く違う意味になってしまっているそうです。
あと、そういえば、女性は、ヒジャブ(女性的な部分を覆い隠すこと)というルールがあり、家族以外の男性の前では、髪や体を隠さなければいけません。
これも、昔、女性が肌を出した結果、襲われたりした経験からできたルールです。
そして、イスラム教では、4人までの奥さんを持つことができます(4人平等に接するという条件のもと)。
この辺りは、男目線のルールというか、日本の昭和的な臭いがします。
男女平等などの世界の流れからは、外れているため、今後、問題になる可能性もあるかもしれませんね。
また、唯一、女性が車の運転ができなかったサウジアラビアでは、2018年に、ようやく、女性の車の運転が解禁されたそうです。
ちなみにですが、キリスト教とイスラム教では、死んだ後、「天国か地獄に行く」と考えられていますが、ヒンドゥー教では、「全ての生のある動物に生まれ変わる」と思われているそうです。
死んだ後の真実はわかりませんが、死んだ後のことを考えながら現在を生きるという考えは、日本人にはないですね。
あと、アラビア語についてですが、アラビア語は右から左に書きます。
英語とは逆ですね。
iPhoneでアラビア語のキーボードをダウンロードして使ってみると、カーソルが一番右に行きます。
そのため、アラビア人は、スマイルマークとして使われる「:)」が、「(:」と、逆向きになる傾向があります。
また、「1-3(1から3)」も、「3-1」と逆になる傾向があります。
いろいろな宗教を知るということは、いろいろな価値観を知れるということで、楽しいですし、勉強にもなります。
僕が1番もったいないと思うことは、自分の殻の中にだけ閉じこもり、外からの情報をかたくなに受け入れないことです。
人間なんて周りの影響によって、いくらでも変わります。
他人から新しい価値観を仕入れることによって、自分の考え方はいくらでも広げられます。
一人で必死なってに考えても、何も変わりません。
あと、一応言っておきますが、僕は、キリスト教徒にも、イスラム教徒にもなるつもりはありませんので笑