【英語】OKのもう1つの意味 / ONE OK ROCK
OKという言葉は日本語化していて、日本語の会話の中でも頻繁に使われている言葉です。
おそらく、OK=大丈夫、わかった、みたいな意味で使われていると思います。
しかし、英語になると、OKにはもう1つの意味が存在します。
それは、「(可もなく不可もなく)普通」という意味です。
感想を求められた時に、よく使われます。
例えば、感想でよく使われる言葉を、良かった順に表すと、こんな感じになります。
Amazing > Great > Good > OK
仮に点数で表すと、こんな感じになります。
Amazing→120点
Great→100点
Good→80点
OK→70点
例えば、下記のような質問をされたとしましょう。
How was the concert yesterday?
(昨日のコンサートどうだった?)
答え。
It was amazing (信じられないくらい良かったよ)
It was great (めっちゃ良かったよ)
It was good (良かったよ)
It was ok (まぁ、普通だったよ)
と、なります。
では、少しシチュエーションを変えましょう。
レストランで、スタッフからこう聞かれたとします。
食事はどうでしたか?
How was the meal?
It was amazing (信じられないくらい良かったよ)
It was great (めっちゃ良かったよ)
It was good (良かったよ)
It was ok (まぁ、普通だったよ)
このケースでOKと言ってしまう日本人が結構多いんです。
これは、「(不味くもなく、美味くもなく、)普通でした」、という意味になってしまいます。
もちろん、味が普通だったから正直に普通だったと伝えるのは、店側のためにもなりますし、悪いことではありません。
ただし、美味しかったのに、OKと言ってしまったことによって、誤解されてしまうのは嫌ですよね。
そして、このケースで引っ掛け的なことがよく起こるんです。
それは、スタッフがよく
Everything is OK?
と聞いてくるのです。
これはスタッフが少し、下手に出て、「全て、問題ないですか?」と聞いてきたことになります。
ここで
Yes OK とか Yeah OK
と言ってしまうと、
それは感想となり、「(味やサービスが)普通でした」、という意味になってしまいます。
日本人は日本語でOKを使い慣れているため、英語の会話においても反射的にOKを使いがちになってしまいます。
きちんとこの感想でのOKの意味を理解した上で使えるようになると、かなり便利です。
日本人は感想を求められて、「普通でした」、とはよほど仲良い友達でない限り言わないですよね。
美味しくなくても、美味しいと言ってしまったがために、またその美味しくなかったものを渡される、なんてこともよく起こります。
このOKですが、How are you?の返しにも使えます。
僕の場合ですが、
体調が良い時→I’m good
体調があまり良くない時→I’m OK
と使い分けています。
How’s your work?と聞かれたら、
だいたい、It’s OK と答えています 笑
ONE OK ROCK
ちなみにですが、みなさんは、ONE OK ROCKというバンドをご存知でしょう。
ネイティブはこのバンド名を見た時に笑う人が結構います。
ワンオクロックなのにワンオーケイロックだから?
そんな事情は、みんな知りません。
海外の人はみんな、ワンオーケイロックと呼びます。
笑う理由は、「OK」です。
「1つの(可もない不可もない)普通のロック」、と捉えてしまうからです。
ちなみに僕はONE OK ROCK、好きですよ。
まとめ
英語のOKには、「普通」という意味もあります。
英語で感想を求められた時用に、日本語にはない選択肢、「OK」をストックしておきましょう。
この選択肢が生まれることによって。相手に対してより正直になれます。