僕の夢見ていた世界
僕の小さい頃の夢の1つは、「世界中に友達を作る」ということでした。
しかし、子供ながらに、それは、あくまでも「夢」であり、実現することは不可能だろうと思っていました。
そして、時は経ち、大学生になった頃、ふとこの夢のことを思い出し、驚きました。
なぜなら、いつの間にか、その夢は叶っていたからです。
若い人たちは知らないと思いますが、当時は、「My Space」という音楽好きが使うSNSがありました。
そのMy Space上で、知らないうちに世界中に友達ができていたのです。
僕が実現不可能だと思っていた夢を、インターネットがあっさりと実現させてしまったのです。
そして、その時に、僕はこう思いました。
「次の夢は、このMy Space上の友達みんなに、実際に会いに行くことだ。」
今、難しくても、将来、ロケット開発が進み、価格も下がり、今よりも手軽に、そして、短時間で海外に行けるような時代になれば、いつの間にか叶っているかも?なんて思ったりもしました。
そして、さらに時は経ち、今日。
僕が夢を見ていた世界とは真逆の世界に変わってしまいました。
新型コロナウイルスの影響により、世界中を自由に行けるどころか、外出自粛です…。
このような事態に陥ることは、多くの人が望んでいなかったとは思いますが、僕の中では、起こるべくして起こったのではと思っています。
なぜなら、調べてみると、多くの専門家がすでに、感染症について警告していたからです。
僕が2007年に買った「世界地図 2007年版」という本があるのですが、この本を読み返し、鳥肌が立ちました。
その中に感染症について書かれたページがあり、そのページに「今後、人から人へ感染するウイルスが出れば、全世界で一億人以上の死者が出る可能性がある」と書かれていたのです。
13年も前の本です。
世界では、ビル・ゲイツが警告していて、ニュースになったりもしていましたね。
とりあえず、早く収束に向かい、以前のような、人々が世界中を飛び交う世界に戻ればと願うばかりです。