海外生活でのパスポートの役割【アメリカ・オーストラリア】
当たり前ですが、海外に行くためには、「パスポート」が必要です。
しかし、海外では、パスポートには他の役割があります。
それは、「ID(身分証)」としての役割です。
国はもちろん、店によっても違いますが、バーに行く時、クラブに行く時、酒屋でお酒を買う時は、IDを求められることが多いです。
海外では、IDは実物のみ有効です。
スマホで撮ったパスポートの写真が認められたことは、僕は一度もありません。
そして、日本の免許証が認められたことも、僕は一度もありません。
なぜなら、日本の免許証は、生年月日が和暦表示だからです。
日本の免許証を見せ、和暦についてググって説明したこともありましたが、認められませんでした笑
以下は参考までに。
アメリカ フロリダ州
お酒を買う時→見た目25歳以下(アメリカ人の25歳以下)はIDを確認されます
バー→見た目に関わらず、IDを確認されます
クラブ→見た目に関わらず、IDを確認されます
オーストラリア シドニー
お酒を買う時→見た目25歳以下(オーストラリア人の25歳以下)はIDを確認されます
バー→早い時間に行くとID確認はされず、遅い時間に行くと確認されることが多いです
クラブ→見た目に関わらず、IDを確認されます
便利なState IDカードとフォトカード
アメリカとオーストラリアには、IDとして使える便利なカードがあります。
それがこれらです。
アメリカ→State IDカード
オーストラリア→フォトカード
これは州が発行する、車の運転はできない免許証です。
要は、州発行の、ただの身分証です。
カードを申請する場所は、住所と同じ州の免許センター等で行えます。
パスポートは、かさばるのと、なくした時のリスクが高いため、持ち歩くのは良くありません。
上記のカードは通常のカードサイズなので、財布の中に収まるのと、なくした時でもすぐに再発行してもらえるので、おすすめです。
短期滞在では、必要ないですが、中長期滞在ならば、考えてみて下さい。
ちなみに、他の海外から来る外国人はこれらのカードを作りません。
なぜなら、彼らの身分証は全て、生年月日が西暦で表示してあるからです。
国によっては、身長や瞳の色まで記載している国もあります。
それだけ、偽装されることが多いのかもしれませんね。
アメリカで偽装IDの発見現場に遭遇
アメリカのビーチ沿いにある、とあるバーで飲んでいた時のことです。
2組の女の子が来ました。
女の子たちは、IDを店員に渡し、お酒を注文したのですが、店員が店の奥に行ってしまい、なかなか帰ってきません。
やっと帰ってきたと思ったら、店員は片手に子機を持って通話をしたままでした。
それを見た瞬間、その女の子二人組は走って逃げて行きました。
アメリカのIDには英数字が載っているのですが、実はこれらの英数字はランダムではなく、全て意味があるのです。
よく確認すれば、偽物かはバレてしまいます。
そして、後は、紋章です。これは、紙幣でも同じですが、よく見れば、偽物だとわかるそうです。
ちなみにそのバーの店員は、紋章でわかったそうです。
偽装IDがそんな身近にまで出回っているのにビックリしましたし、だからこそ、店員は実物でしっかり確認をするんだなと納得しました。
ちなみにアメリカもオーストラリアも未成年にお酒を提供すれば、お店側が罰せられます。
そのため、お店側は、日本よりも慎重に確認する可能性が高いでしょう。
長々と書きましたが、日本人が短期滞在で海外に行くならば、パスポートしか選択肢がないのが現状です。
日本の免許証の生年月日が西暦表示に変わることを、ただただ望むのみです。