【英語の勉強】始めたら止まれない
よくこんな言葉を耳にします。
「今年は英語をマスターするぞー!」
「〇年で英語をマスターするぞー!」
これらは「英語」というものを、わかっていない人の発言です。
「マスターする」とは、「終わりがある」ということですが、
英語の勉強には終わりはありません。
タイトルにもある通り、
「英語の勉強は、始めたら止まれない」
これが僕の思う、しっくりくる言葉です。
それでは、なぜ止まれないのか?
それは、人間は「忘れる」からです。
もっと言うと、「使わなくなれば、使用頻度の低い順に忘れていきます。」
日本語を例にして説明します。
例えば、あなたが社会人だとして、学生時代のクラスの人の全員の名前を覚えていますか?
言い方は悪いかもしれませんが、影の薄い人、あなたとそれほど仲良くなかった人から順に忘れていくものです。
残念ながら、名前どころか、「あれ?そんな人いたっけ?」なんて、思うことすらあるかもしれません。
僕が言いたいことは、「その時は、絶対忘れないと思っていても、年数が経つと、忘れてしまう」ということです。
過去10年間の一発屋芸人の名前を言えと言われたら、あなたは何人言えるでしょうか?
人間は、よっぽど記憶に刷り込まれない限り、あっさりと忘れていくものです。
そして、忘れたことにすら、気付かないのです。
僕はアメリカに1年住んだだけで、多くの日本語(単語)を忘れました。
毎日、英語を使い、常に英語で考えるようにしていたからです。
アメリカにいた時は全く気付きませんでしたが、日本に帰ってきて、英語(単語)では出て来るのに、日本語が出てこないということが何度かありました。
もちろん、それらは日本語でも使用頻度の低い単語でしたが、使っていなければ、母国語でも忘れてしまうということを身を持って体験しました。
では、これらを英語に置き換えて考えてみましょう。
せっかく覚えた英単語も、使っていたり、見ていなかったりすれば、あっさりと忘れてしまいます。
そのため、タイトルにある通り、
「英語の勉強を始めたら止まれない」のです。
要するに、一度覚えたら、忘れないように維持し続けなければならない、ということです。
しかし、悲観的になることは、全くありません。
英語を英語で楽しめるレベルまで自分を持っていってしまえば、何も問題はありません。
具体的に説明します。
僕は、海外ドラマが好きです。
海外ドラマを字幕なしである程度は理解できるレベルまで自分を持って行けたので、後は、僕の好きな海外ドラマを字幕なしで見続けていれば、英語を忘れることはありません。
悲観的どころか、楽しくて仕方のない世界です。
ドラマにもよりますが、少なくとも、使用頻度の高い単語は海外ドラマを見続ける限り、一生忘れないでしょう。
もちろん、これは、洋書でも、映画でも、ニュースでも、何でもいいです。
重要なことは、「覚えて終わり」ではなく、覚えたものを忘れないために、「常に英語に触れ続けること」です。
僕はよくこんな言葉を耳にします。
「英語の勉強でも始めてみようかな~?」
これを聞いた時に僕が言う言葉はこれです。
「英語が好きならば、始めてみれば?」
この一言に上記の全てが集約されています。
ここまで読んでくれた方なら、もうその真意はおわかりでしょう。