【英語】リスニングの勉強方法について
リスニングについて
リスニングで理解するためには、2つのことが必要です。
1つ目は、「読解力」です。
文字で読んで理解できない文を、聞いてわかるわけがありません。
聞いて理解するためには、読んで理解できる力(リーディングの力)が必要不可欠です。
例えば、ゆっくり読めばわかる文章を、早く言われたために理解できないということはよくあります。
それは、自分の読むスピードが、ネイティブが話すスピードよりも遅いからです。
もし、自分の読解スピードが早ければ、ネイティブの英語を早いと思うことはありません。
読解スピードはリーディングにより、効率的に鍛えられます。
リーディングをスピードを意識して、行うことで、段々と読解スピードが早くなり、それとともに、ネイティブの速度を遅く感じていきます。
聞けないものを何回も聞いたところで上達はしません。
リスニングを理解する上で必要なことの2つ目は、「英語の音を知る」ことです。
読めばわかるのに聞いてわからない。
ゆっくり喋ってもらってもわからない。
このようなケースは、英語の音を知らないからです。
自分の思っている音と、相手が話す音が異なるため、聞き取れなくなります。
自分で発音できない音は聞き取れません。
英語の音を知るために有効な勉強方法は、「英語の音を聞くこと」そして、「音読を行うこと」です。
以下で、詳しく説明します。
使用教材
僕が実際に使用した、「速読・速聴英単語シリーズ」のリンクを貼りますが、音源さえあれば、どのような教材でも構いません。
ちなみに「速読・速聴英単語シリーズ」を使う時は、
・単語を覚える回(英単語のページのみを見る)
・リーディングを行う回(英語の長文のみを読む)
・音読を行う回(英語の長文のみを読む)
で分けて行います。
1冊で完結するので、おすすめです。
レベルごとに分かれており、「Basic(初級)」「Daily(初中級)」「Core(中級)」の3冊をやりました。
勉強方法
聴く
まず、テキストを見ながら、音源をじっくりと聞き、英語の音を記憶します。
集中して、聞くことがベストですが、通勤・通学途中などに聞いても良いでしょう。
音読
次に音読を行います。
テキストの文を見ながら、自分のペースで実際に声に出して読みます。
音源は使いません。
音源に近づけるように、ハッキリと、そして流暢に読んでいきます。
最初は、ゆっくりで良いですが、慣れてきたらスピードを速めるように意識して読んで下さい。
そして、ある時に早く読めないと気付くはずです。
なぜ早く読めないのか?何が音源と違うのか?徹底的に考えて下さい。
日本語と英語の発音は全く異なります。
日本語の発音方法で英語を発音しようとしても、上手くできないのです。
特に速く話そうとした時に、日本語の声の出し方では限界があります。
口の開け方、舌の位置、声を当てる位置、いろいろなことを考えて、変えていって下さい。
初心者は、カタカナ英語の発音になっているはずです。
そして、中級者になると、カタカナ英語の発音ではなくなるのですが、単語1つ1つにあるべきアクセントまでがなくなってしまいます。
アクセントがなくなると、ビックリするくらいネイティブに伝わりません。
そもそも、アクセントの位置が違うだけで、ネイティブに伝わらないことすらあります。
アクセントは絶対になくさないように(アクセントの位置がわからなければ、調べて下さい)、かつ早く読む、要は、強弱をつけて読む必要があります。
日本語は強弱がなく、全てを同じ強さで発音します。
ヨーロッパの国などは、母国語が強弱のある発音なので、英語の発音に抵抗がありません。
そのため、元からリスニング能力も高いですし、勉強すればすぐに伸びてしまいます。
しかし、日本人は違います。
まず、英語の発音に慣れ、言っていることを聞き取れるようになるところからスタートしなければなりません。
時間はかかりますが、ネイティブの発音方法に近づけば近づくほど、ネイティブの音がクリアに聞こえるようになってきます。
自分の声を録音してみるのも効果的だと思います。
ちなみにですが、シャドーイングはおすすめしません。
シャドーイングはとても中途半端な勉強方法です。
適当に聞いて、適当に発音する、といった適当な練習になりがちです。
このような練習では、なかなか上達しません。
そのため、聞く時はテキストを見ながら聞く。
読む時はテキストを見ながら読む。
ハッキリと分け、集中して行う必要があります。
長時間でダラダラやるくらいなら、短時間で集中して行う方が効果的です。