先入観を捨て、ゼロベースで目を向ける
人間には「先入観」というものがあります。
新しい物を食べる時も、口に入れる前から、どんな味なのかを想像してから食べます。
そして、想像していた食べ物と味や触感が違い過ぎると、「不味い」と思ってしまいます。
例えば、僕の地元では「太麺の醬油ラーメン」が好まれます。
そのため、地元の人は、太麺の醤油ラーメン以外はラーメンではないと思っている人が多いです。
スープのない「つけ麺」なんて、おそらく問題外でしょう。
しかし、当たり前ですが、ラーメンは好みの問題であり、僕は嫌いなラーメンはありません(つけ麺も好きです)。
しかし、そんな僕も、生まれてから上京するまでの期間、太麺の醤油ラーメン以外をほぼ食べたことがなかったので、初めは、醤油以外のラーメンが苦手でした。
「ラーメン=醤油ラーメン」だと思い込んでいるので、他のラーメンを受け付けないのです。
当たり前ですが、ラーメンには様々な種類があり、まずはそれらを受け入れることから始まります。
重要なことは、「受け入れる」という脳内の行動ではないかと思います。
寿司においても同じです。
日本人は、「寿司=生魚」と思っているので、海外に行って、天ぷらの寿司などを見れば、みんな口を揃えて海外の寿司を非難します。
日本の寿司と欧米の寿司は全く違います。
「日本の寿司と違う」という思考ではなく、「海外の寿司」とゼロベースで考えて食べない限り、それらの良さは決してわかりません。
このようなことは、食べ物に限らず、全てのことにおいて言えると思います。
何事も先入観を捨て、ゼロベースで目を向ける、それは新たな入口の始まりだと思います。
新たな入口が開くことによって、新しい体験ができ、その結果、あなた自身の視野や考え方が広がります。
批判をする人は、向こう側の景色を知りませんが、実は、知ろうともしていないのです。