【オーストラリア生活】バスの運転手に怒られる!?
「お客様は神様」というのが日本ですが、海外ではそんなことはありません。
客と店員の関係性は一対一です。
今、僕はオーストラリアのサンシャインコーストという田舎に住んでいますが、ここでは、フレンドリーが良いものとされています。
バス乗車時の運転手のあいさつも
「How are ya mate? (ハワヤ、マイトゥ?)」
など、仲の良い友達に言う言い方で言ってくる人が多いです。
関係性が一対一という証拠に、バスを降りる時に、お礼を言うのは、運転手ではなく、客の方です。
運転手に「Thank you」と言うと、「Thanks, mate.」や「Thanks, body.」と返してくる人がい多いです。
とてもフレンドリーですね。
しかし、一対一の関係性ということは、何か気に入らないことがあれば、お互いに直接、言い合うという関係性でもあるのです。
先日、僕がバスを待っていた時のことでした。
坂の上で路駐車もあり、バスからは見えづらい所で待っていたのですが、坂の上ということもあり、道路に出て待つのは危険だと思い、歩道で待っていたのですが、バスにスルーされそうになりました (ここ、サンシャインコーストでは、手を挙げて、バスを止める必要があります)。
あわてて、自分の存在を示し、バスに停車してもらったのですが、バスに乗った途端に、おばさんの運転手に「見えづらいから道路に出て、待ってて!」と注意されました。
坂の上で道路に出るのは危険だと思い、あえて出なかったのに…、と思いましたが、気づいてもらえなかったのは確かなので、そこはグッとこらえて、「OK」と軽く言ってスルーしました。
しかしです、その運転手は、その次の見通しの良いバス停でも、客をスルーしそうになったのです。
客が見えづらいのではなく、その運転手の注意不足ということが判明した瞬間でした。
しかし、そこで驚いたのは、これら一部始終を見ていた1人のお客さん (おばさん)がその運転手に対して、もっと注意深く客を確認するように注意したのです。
運転手が客(僕)に注意し、その次は客が運転手に注意するという、日本ではない、レアな体験をしましたが、客と店員の関係性が一対一だということが証明された出来事でもありました。