日本人と外国人の文化の違い~カフェでのイベント編~
昨日は原宿にある、高級カフェに行ってきました。
そのお店はベルギーのチョコレートが有名なのですが、昨日はわざわざ、ベルギーの有名なショコラティエが来日し、小規模ではありますが、実際にお客さんの前でチョコレート作るという初イベントが開催されました。
そのイベントには、そのカフェのグループ会社専属の英語の先生(カナダ人)も来ていました。
まず、高級カフェというのも関係しているとは思いますが、イベントがめちゃくちゃ静かなのです。
誰1人として、物音すら立てません。
ショコラティエも、「何でこんなに静かなんだ?」と言っていました。
しかしです!
通訳の人が「お好きに写真をどうぞ」と言った途端、全員が立ち上がり、スマホで写真を撮り始めたのです。
英語の先生は「マジックワード」と言って驚いていました笑
そして、そんな緊張した雰囲気の中、実は、僕はビールを飲んでいたのです笑
最初は、まぁーいいかなと思っていましたが、途中から、完全に浮いてるなと思い始めました笑
そして、イベントは無事に終わり、そのショコラティエとお話をする機会がありました。
そして、ショコラティエに言われたのは、「何で1人でビールを飲んでたんだ?僕も飲みたい!」と言って、スタッフを呼んで、即ビールを注文しました笑
しかしです、そのイベントは前半が終わって、後半(再度、同じ内容をもう一回)がまだ残されているのです。
つまり、まだ仕事の半分が終わった時点で、ビールを飲み始めてしまったのです。
日本では考えられないことでしょう。
しかし、アメリカやオーストラリアで働いてきた僕は、このような光景を何度も見てきました。
車での出勤途中に車の中でビールを飲む人さえいました。
法律の話はここでは置いておきますが、理由は単純で、仕事に悪影響がなければOKと言う人から、飲んだ方が仕事のパフォーマンスが上がるからとか、つまらない仕事を面白くするためにお酒が必要とか、色々な人がいました。
要は、ビールを飲むかどうかという過程(ルール)ではなく、ビールを飲んだ後、自分自身や仕事にどのような影響を及ぼすかという結果しか考えていないのです。
特にあのようなイベントの場合、少しお酒を飲む方が、もっとうまく喋れるかもしれません。
もっと場を和ませることもできるかもしれません。
日本人は本当に過程しか見ません。
ルールに従うことが全てです。
そして、英語の先生は、ショコラティエのある行動を絶賛していました。
それは、ショコラティエがイベントが終わった後に、お客さん一人一人に挨拶に行ったのです。
イベント中に通訳の人が質問を受け付けましたが、誰1人として、質問をしませんでした。
しかし、ショコラティエが一人一人を周ることによって、たくさんの質問が出てきたのです。
一人一人挨拶に行くというのは、とても日本的です。
そのため、英語の先生はそのショコラティエに「日本の文化をよくわかっていますね」と言ったのですが、本人は何も意識しておらず、ただ喋りたかっただけのようです笑
僕的には、文化の違いを垣間見れるイベントとなりました。